とてもねむいですね

日常の中には不思議に思うことがありふれておる。

特に人間の睡眠メカニズムに関しては特に不思議で仕方ない。
なぜ暖かくなると人間は眠くなるのか。

こたつとかいう魔物はワシを寝かせてくる。強い魔物じゃ。
時間を思い切り持っていかれたわい。


でじゃ、この要因はどうやら自律神経がかかわるそうじゃな。
自律神経には「交感神経」「副交感神経」の2種類があることはよく知られておる。

こいつらの活動がワシらの生活に影響を与えるようじゃな。ぐむむ


交感神経は激しい運動をしている際などに活性化するぞい。例えば、運動したり労働したりストレスを感じる際じゃな。
つまり、ワシらが電車に乗ろうとして「電車たそ〜〜〜おまちを〜〜〜〜〜〜」と全力疾走をキメている際に活動なうなわけじゃ。

一方、副交感神経とやらはリラックスしたり休んだりしている際に活動するんじゃ。
こたつで「あ〜〜〜〜〜〜〜こころがぴょんぴょんするんじゃ〜〜〜〜〜〜」ってなってる際に活動するわけじゃな。
つまり昨日のワシじゃ。


起きたのが13時だなんていっておらんぞい


でじゃ、

副交感神経が働くとな、とってもすごいことが起こるんじゃ。
体温がのう、ウェイするんじゃ

のう、ウェイ系とかいう奴らアゲアゲやからのう。


これは毛細血管の拡張が起こるらしいぞい。
副交感神経が働くと、スヤアが炸裂するぞい。

つまりワシの昨日の睡眠はこれじゃな。
おなかいっぱいで眠くなるのもこれが原因だそうじゃ。

ちなみにこいつら、光サイドと闇サイドの関係を持っておってのう。
どっちかしか働かんのじゃ。

つまりバリバリしてる時はねむくならんわけじゃな。



うぇい


何がいいたいかというと、リラックスしすぎて最近睡眠時間が長すぎるということじゃな。

これがクズというやつじゃ。

反面教師にするのがおすすめじゃぞい

カオスネットワーク 〜動き出す物語〜

1話 カオスネットワーク 〜始まりの合図〜 


なんだろう、この大勝利感。二発目も辞さない構えだ。
僕は気付いたらDMを返していた。

「ぜひぜひ(*^_^*) いつにしましょう?」
「次の土曜スタバの○○で(^O^)」
「りょうかい!」

ニヤつきを隠せない僕がそこにはいた。とてもキモい。キモすぎる。ナイチンゲールも苦笑いだろう。
「僕が? イケてる? イってるの間違いじゃないの?」
明らかに挙動不審になっている。よろしくない。落ち着け、僕。

とりあえず状況を整理しよう、うん。
このフォロワーのリンちゃんさんの友人さんが僕を推しているらしい。
ということは、友人さんは今までに会った方なわけだ。
ということは、誰か特定できるのでは?

「クックック、特定厨の本気の律動、見せてやるよ」



5分もいらなかった。
そいつが一日前につぶやいてたからだ。
なんだこの空回り感。
つかこいつなんでこいつ僕を推してるんだこいつ明らかに囲いだろこいつなんだこいつマジイミワカンナイ

勢い余ってこいつを連呼してしまった。僕としたことが。

この女の子、フォロワー数半端ないしリプがほとんど男オタに対してのところを見ると、なかなかのツワモノって感じだ。
少しリサーチしておこう。

こうして僕は会うまでの数日リサーチに励むことになった。もちろん課題はしていない。
僕は単位を生贄にして女の子とのデートをアドバンス召喚する男だ。


当日、僕は焦っていた。
「あの…ちゃんとした服、買ってなくないですか」
もちろんである。僕としたことが、大学に入ってまともに服なんか買ってない。ユニクロマスターである。
「やばい、やばいぞ…」

ざわ…ざわ…

周りから謎のざわつきが聞こえた気がした。
どうも世界は僕をいじめるのがお好きらしい。

「仕方ない、リーサルウェポンしかあるまい」
やれやれ、僕は服屋に直行した。

いつも通る服屋達、普段は何知らぬ顔で立っているのだが、意識して近づくとまるでバリアを僕のために
張ってくれている、そんな気しかしない。
息苦しいオーラを佇ませながら僕の目の前に立ち塞がる。
何故こんなにもこいつは僕に牙を向けるのか。
しかし、行くしかあるまい、ワンチャンのために。


「いらっしゃいませ、何かお探しでしょうか?」
「あ…どうも…」

早くも追撃された。
先制攻撃は反則だ。僕はいつものようにバリバリのオシャレ空間とオシャレ店員に打ちのめされていた。アカン。

もうだめぽ…この空間死にそう」
気付いたら謎のつぶやきをキメてしまっていた。
携帯の通知をよく見るとDMが到着していることに気づいた。
リンちゃんさんからだ。

「マサさんどこいますかー?」

天使は僕にリプライを送ってきた。あいにく僕はそれどころではない。
僕は勝負服という名の漆黒の翼を身にまとう必要があるからだ。


「いまお店で服探ししてるよ(*^_^*)ちょっと待ってね(^-^)」


とりあえず時間稼ぎながら早めに買おうとしたところだった。
「あ、あたし付き合いますよ〜(ゝ。∂) どこのお店ですか〜?私探しますね〜(^-^)」


あぅ

やばい


やべぇよやべぇよ

こいつキちゃうよ〜〜〜〜キチャウヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕は軽やかにスルーしながら全力で店員さんにおいてあるセットそのままをくれと頼み購入。

「ふう…」

賢者タイムじゃないのに賢者タイムな感じだった。
ツーアウト満塁ツーストライクからのヒットをなんとかキメた、そんな気分だ。

しかし、誠に残念なことに以下のことがわかった。

リンちゃんさん、どうやら店のすぐ近くにいた。





店を出ると、ふわふわした白いワンピースにブーツを履いた肌の白い黒ニーソ絶対領域完璧な天使がいた。いや、ちょっと盛った。
顔は比較的中の上感を演出しながらファッションでそれを底上げし総合的に上の中クラスに見せている、そんな姿だろうか。
溢れ出る女子、女子、女子オーラに僕は撃墜されそうだった。

「あ、もしかしてマサさんですか〜?こんにちは〜」

声優かよあんた


僕の意識、どーん。






「だ、大丈夫ですか?」
「ご、ごめん。なんか貧血で」
「えええーーーー 病院行きますか?」
「ダイジョブダイジョブ〜」

なんとか一瞬飛んだ意識をしばいて戻すことに成功した。
現実はすさまじかった。事実は小説より奇なりってやつだ。


「お、お待たせしました。スタバ行きましょう」
「はい(*^_^*)」

彼女はとても気遣いの出来るタイプみたいだ。
コミュニケーション力に自信ニキってやつだろうか。僕のようなコミュ障には眩しい。シャイニングサンって感じだ。

「この辺よくうろうろして服買ってるんですよ〜」
「そうなんですね〜」

ここで可愛いですねとかお似合いですね、と言える勇気、来なさい。

女の子と歩く機会のなかった僕はそれはそれはとてもぎこちなかったろう。
明らかにへこへこしてる、ひょろひょろオタだ。
しかし、この場所、僕にとってはデンジャーすぎるゾーンである。
まさにデスをシーしそうなプレース。
もしサークルの先輩にミートしてしまったら今度殺戮のセレナーデがミーをウェイトしていると思うと若干気が気でのっと。ぷりーず。
なぜならここにはゲーセンがメニーメニーだから。

「ごめん。ちょっとルー入ってた」
「え、カレーか何かの話ですか?」
「いや、なんでもないです」

危ない、本当に危ない人になってしまう。言動には気を付けよう。

「マサさんは結構オフ会とかに参加されてるんですか?」
「た、たまにって感じですね。そんなに頻繁ではないかな」
「わたし、結構参加してたんですけど、周りの人が怖くなってきて最近控えてます(ゝ。∂)」
「な、なんと…お気を付けください」
「ありがとうございます♡」

彼女は少し俯きながら、僕に笑顔を見せた。少し意味ありげな顔だった。
おそらく何かあったに違いない。しかし、そこに踏み込めるほど僕は勇気をお持ちでなかった。
ネット界の闇を少し垣間見た。

勇気はよこい



そうこうしてるうちにスタバについた。
スタバといえば、僕は最初に来たとき名前で詰んだ記憶があったが、今回は大丈夫だ。たぶん。
何人か並んでいたので、しばらく待ったがついに僕らの番が来た。よし。


「ダークモカチップフラペチーノチョコソース追加ホイップ増量トールでお願いします♡」


だめだ、格が違う。


「キャ、キャラメルフラペチーノトールで」
「かしこまりました〜」


これが…真の女子力…!! 圧倒的ッ…!! 為す術なしッ…!!!


「すごいですね。一瞬ほかの言語かと思いました」
「何言ってるんですか(>_<) 日本語ですよ〜」

こんなしょうもないやりとり、砂場をものすごい勢いで掘ってる感じだ。
砂場を掘り続けたらマントルにたどり着くんじゃないかとかいろいろ小さい頃考えていたが、まあ地殻にぶつかるだろうな。
すごいどうでもいいことを考えながら、僕はキャラメルフラペチーノを飲んでいた。
彼女はとても楽しそうに自分の飲み物を攻略していた。

しばらく彼女と雑談して解散することになった。どうやら他の人とも会うらしい。
お姫様はみんなのアイドルらしいからな。忙しいに違いない。

「今日はありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o))) またお会いしましょう(*゚▽゚*)」
「こちらこそ、今日はありがとうございました。」
「私のほうが年下だと思うので次からは敬語大丈夫ですよ〜(^-^)」
「わ、わかりまし、…わ、わかったよ」
「よろしくお願いしますね〜」

そう言って彼女は小走り気味に去っていった。
小動物好きならわかるだろうか、この気持ち。

僕のハートはブレイクしていた。
これは、たぶん例のヤツだ、と。
ヤバイな…これはやらかしたかもしれんぞ。

男オタクに限らず、モテない男子、総称非モテの人たちはちょっと優しくされると恋に落ちてしまう傾向がある。
これは非モテコミットメントと呼ばれ、恋愛の失敗の方程式の解らしい。奇しくも僕はもうこの方程式に挑み始めるみたいだ。

そこに解はないと知らずに…

カオスネットワーク〜始まりの合図〜

心の闇、それは現在ネット社会が進むことでより明らかになってきた。
今まで心の中で眠っていたものをネットに書き込む人が増えたためだ。
TwittermixiFacebook、Blogなど、様々なツールにより多くの人は自由に自分の「言葉」を発信できるようになり、
それを通じた様々な出会いもまた普通になり始めた。一方で、そうした言葉による現代社会の「闇」も垣間見る機会が増えた。


これはそんなちょっとした闇と希望の物語である。




ふと気付けばもう大学に入って3回目の春だった。
2年前、有名私立男子校から有名国立大学へのパスを勝ち取った。努力の賜物だ。
もちろん大学に入るだけが全てではない。一回生の頃は大学の授業などに希望を持っていた。
「これからいろんなことを学んで教養を身につけてやる」みたいな、多くの大学新入生が心に抱く例のアレだ。
その希望は見るも無残に大学前期に打ち砕かれた。

「…え」

そう、大学の授業はとてもつまらなかった。いや、言い方が正しくないな。
「全く理解できなかった」のだ。
多くの受験を乗り越えたきた人たちはここでかなりの衝撃を受けてしまう。
数学が全くわからない。何をしているのかと。

もちろん僕も挫折組だ。早くも工学部に入ったことに後悔を禁じ得なかった。
だが、今更学部を変更するほどのモチベーションもなかった。
せいぜいギリギリで単位をかき集めながら、なんとか3回生まで進学した。

いままでの高校生活と比べ物にならないくらい時が過ぎるのは早かった。
時、お前進むの早すぎだろ。

僕は特に有益な趣味もなく周りに流されながら過ごしていた。
まああれだ、ちょっとインドア系のサークルでだらだら過ごすみたいな、そんなイメージをしてくれていい。

お話が過ぎたね。普段喋ってないからか饒舌になってしまう癖、やめないと。
そろそろ自己紹介もなんだし本編に入るとしようか。







「これが現実なの?いままでのは一体なんだったのさ」
「もうやめて」
「ふざけないでよ、こんなのあんまりだよ」
「仕方ないの」
「説明、欲しいんだけど」
「帰って」
「待ってよ」
「帰りなさいよ!」



一体何が起きてるんだろう。
僕は本当に僕なのか?
世界は今本当に存在しているのか。


気付いたらTwitterを開いていた。
「ありえない」
「世界がブラックアウトした」
「もう死ぬしかない」

怒涛の勢いのツイートの後、僕は倒れ込んだ。
「絶対に許さない」
気付けば視界もブラックアウトした。


翌朝未明、痛恨の一撃により目覚めた。
カーテンが開けっ放しじゃないか。朝日がまぶしすぎる。ブチギレ不可避だ。

僕にとって今一番必要ないものだろう。鬱陶しい。
鬱々とした気持ちを晴らすために、必要なことはなんだろう。

飯だな。

僕は急いで朝飯を作った。本当に体に染み渡る。
辛い現実から逃避するために、気付いたら世界線の収束の話について考えていた。

ある現実において、厳しい問題に直面したとき、この世界線でそれが解決できるのかどうか。
過去を変更することでその問題を逸らすことができるのか、それとも免れない結末なのか。

僕は今、自分の世界があらかじめプログラミングされた展開を経るのではないかと考え始めている。
つまり、ある事象がすでに起きることがあらかじめ決められていて、それは避けられないというスタンスだ。
そう考えると、自分の人生の起伏というものに何かの因果を感じることになる。
この経験は将来の次のイベントへのフラグだ、だなんてね。
現実をゲームのように考える癖は抜けない。これがゲーマーの宿命か。
けど、決められた通りに生きるなんて馬鹿らしい。

気付いたら家を飛び出していた。
その先にあるものが何なのか、僕はまだ知る余地もない。
やれやれ、僕はまた迷路を駆け回る。








3回生になってすでにゴールデンウィークが過ぎた。
多くの学生たちがドロップアウトをキメ始めるころだ。かくいう僕もワンオブゼムだ。

5限まで演習の授業を受けた後、僕はサークルに顔を出した。
「先輩、例のスコアどれくらい出ました?僕ひたすら昨日粘着したんですけどAAA行きませんでした。」
「そんなことよりお前のTwitterのアカウント名何?」
Twitter?やってないっすわ」
「お前、違う世界線に生きてるだろ」
「僕はα世界線ですかね」
「そんなことはさておきだ、今アカウント作れ」
先輩はいつもより語気を強めていった。なんだこれ。
「わかりましたよ。何かあるんですか?」
チッチッチッ、と指を振りながら先輩はしたり顔になった。お前、今ゆびをふるで「いばる」キメただろ。
「サークル内大会やろうと思ってよ」
「サークル内大会?音ゲーのっすか?」
「イエスTwitterにアップした画像からスコアデータを収集だ。わざわざ書いたりするより楽だろ」
「まあ、そうっすね。でもTwitterってなんか怖くないっすか?なんかあんまりいい噂聞かないような」
「ばっか、お前…俺がついてるだろ」
「申し訳ないがホモはNG」
とても生意気な口をきいているがこのサークルでは上下関係はない。カオスだ。

仕方がないので、Twitterとやらを始めた。先輩らもスマホを見ながら盛り上がっている。
こうしたコミュニケーションに今まで参加していなかったのだが、そろそろ必要なようだ。
「やあマサくん、光と闇の世界へようこそ」
「なんすかそれ」
先輩は含み笑いをしながら言った。一体どういうことだろう。
そうこうしながら僕は先輩に言われながらパソコンに情報を書き込んでいく。5分くらいすると僕のアカウントが出来上がった。
「お前アイコンどうすんの?」
「アイコンってなんなんですか?」
「そりゃその卵みたいなやつよ」
言われてみると画面の左の方に卵アイコンがあった。色は紫だ。
「お前の分身となるイラストやら画像やら入れてやるがいい」
とても難しい質問だ。僕にそんなものはない。
「自画像はだめなんですか?」
「は?お前最初からフリー素材になるの?」
フリー素材ってなんなんだ…
「ネットで自由に使われるぞ」
「それはかなりやばいですね」
「適当に好きなもんにしとけ」

その結果、僕のアイコンはよくわからない動物っぽいイラストになった。まあなんでもいいだろう。
最初はサークル員をフォローしていくことにした。
あと大学の同じクラスの知り合いとかにも聞いてみた。意外と周りにやっている人いたらしい。
周りの友人をフォローした結果、大変カオスなTLが爆誕してしまった。
これは始めて次の日の昼頃のTLだ。


「気付いたら4限を寝過ごしていた。な、何を言ってるかわからねーと思うが(ry」

「二次元 それは 時に美しく 時に人を狂わせる
君と過ごした 幾つもの夜
瞼を閉じれば 色褪せない思い出が 今も鮮明に蘇る」

「【悲報】実験中に俺爆発」


なるほど、よくわからない。わかるのは友人たちや先輩らの頭がおかしいということくらいだろう。
大学に入ると今まで真面目だった人達がどんどん崩れて堕落していく姿を見かけるが、これが初めて一人暮らしを始めた人たちの宿命らしい。
かくいう僕も起きたの12時だったんだけどね。自分の堕落ぶりにどんどん恐くなってくる僕はまだ健全らしい。
あ、恐山は怖くないらしいよ。


さて、しばらくしていろんな人にフォローしたりフォローされたりしていると意外と楽しいことに気づいた。
いままでは一人で家で本読んだり漫画読んだりネットサーフィンしたりゲームしたりといった生活を送っていた。
それがどうだろう、気付いたらTwitter一辺倒だ。どうやら今まではコミュニケーションが不足していたらしい

しばらくして、大学関係の会ったことがない人たちとの交流が増えてきた。
アクティブな人が多いのだろうか、いろんな人から「どこどこで会おうぜ」的なお誘いをいただくようになった。
ネットの文化というものをいまいちわかっていなかった僕はそこで「オフ会」という概念を知った。
オンラインでつながっている人とオフラインで会う(オフラインミーティング)ということで「オフ会」らしい。

学ぶ機会が本当に多い。これも最近の文化なんだろうか。
気付いたら僕はどっぷりとネット文化に堕ちていた。いい傾向なのか悪い傾向なのか、僕には判断する材料はない。

オフ会には僕みたいな工学系のオタク男子っぽい人たちがほとんどだった。
同じ境遇だった人も多く、すぐに仲良くなることができた。
時々集まって遊ぶ関係、つまり友達だ。しかし、あくまで一線を引いて付き合ってる自分の姿がそこにはあった。

「そういえばマサさん」
「ん?」
「この人知ってる?」
その人は最近僕のフォロワーになった女性っぽいアカウントの人だ。
「最近フォローされたんだけど、あんまり知らないかも」
「けっこうかわいいらしいよ」
「そうなんだ。僕はツイッターのツイート数多い女性はだいたいネカマだと思ってた」
「その姿勢は正しい」
「やっぱり?」
「けど全員が全員ではないって感じ」
「なるほど」
「出会い厨みんな撃破されてるよ」
「ええっ!そうなのかい!」
「突然のマスオさんクソワロタ」


こうしたよくわからないテンポの会話、居心地がいい。
しかし、こうしたぬるま湯にずっと浸かっていくことに少し危機感を覚える自分もいた。
そう、この男子しかいない空間に。


僕はいままで女性とまともに交流したことがないので、女性との交流はずっと避けてきた。
しかし、男たるもの、やはり気になるものである。
「やっぱ20代のうちに一回くらいセックスしたい」
しかし願望レベルはとても低いものであった。



「ふぅ…」
いつものように賢者タイムを迎えていたとき、あるDMが来ていた。
「このタイミングで送ってくるとかなんなんだよまじで」
そう思いながら開くと、この前フォローされた女の子だった。

この子のアカウント、友人たちがフォローしている人らしいんだけど、明らかに異質だった。
常によくわからない哲学的なことをつぶやいている。
正直僕には全く理解ができなかったのだが、このDMの意味はよくわかった。

「マサさん、こんばんわ〜(*^_^*) 私の友人がすごいマサさんがイケてるって推してるんで一回お会いしたいんですけどどうですか?(ゝ。∂)」

どうやら僕の賢者タイムは終わったらしい。

その後と反省

今日はポッキーの日ですね!

ぽっきー先輩の一言ではじめましょう!


「今日ポッキーの日らしいけど、俺のあれ、ボッキー」




………………ボール






ってなんでですかー



はい




ってなわけでセルフ自己満足反省会するよ〜〜〜〜〜〜

お〜〜〜〜〜〜〜〜(ひなた)


ゆい(*-v・)ゆい




いろいろみんなのトラウマにしてしまった11・2事件ですが、とりあえず終止符が打たれました〜
どうなったか知りたいかな?かな?

はい、では、いってみよ〜


①LINEは非通知非表示、ツイッターはブロック

やりすぎ説あるんですが、一応連絡が完全に切れたわけではないっす
LINEはまあ電話きたら出るくらいかなあって感じ。

長年のフォロワーだったので(フォロワー50人以内の時のフォロワーさん)ブロックはちょっとどうかなと思いましたが、
向こうにはこちらのことは忘れていただいて、新しい彼氏に集中してくれという意思表示ですね。

一年くらい経って機会があればあってもいいけど、大していいことなさそうだしもういいかな感もある。
まあ幸せになってもらえればいいんですわ。


②スーパー愚痴タイム
こんなん言っても自分の価値下がるだけなのであんまり言う意味ないけど、
同じ失敗の人を生み出さないために、あえて言っておくぞい


「彼氏が必死に女の子と遊ばないようにしてるのに自分は男遊びするような女の子はやめとけ」

まじそれ

ほんまそれ


まあそりゃあそういう機会作れば好きな男くらいたまにはできますわな。世の中どんだけ男おると思ってんねん。あほかいな
いままでそうならなかったという危険な言い訳を聞く可能性があるのでみなさん注意するんやで。
もちろん「自分の魅力がないからそんなこと言うんでしょプププ」みたいなことを言う輩はいると思うが、ぶっちゃけどうでもいい。


誠実にあれ、以上


終わったことについてグダグダボロクソ言う男はほんとにクソだと思うので、これだけにしておこうと思う。


③今後どうするか
とりあえず一番聞きたかった自分の問題点が聞けなかったけど、おおよそは次の要因だと踏んでるんだが〜〜

1 メンヘラすぎた
2 優しいだけの能面感出てた
3 若干モラハラ気味になってたかもしれない


1  まあそらあかんわ。お前まじメンヘラすぎるわ。
うん、わかるわかる。誰が見てもメンヘラってたからな。

せやな

大学院つらすぎてあまりにもメンヘラってたのがダメでしたね。ってか博士諦めるあたり完全にピークやった感あるな。
ってか院生のあいだに付き合うのアカンて。会社どころじゃないメンヘラ製造機やで大学院。
みなさん、大学院のあいだは素直に趣味に没頭とかがええで。共依存なってまうで。

2  確かにな。お前なんかコミュ障ってたもんな。
ちゃうねん、普段のメンバーとなんか違う感じになってしもてん。その結果があれやで。

そうか。ってことは今後会うときは完全にいつもどおりなわけやな。

せやで

ってことは惚れさせてしまうわけやな。知らんけど


か、どうかはさておき、当方社会人になったらイケメン度加速するんでよろしく(お金増えてオシャレできるため
社会人で金あるのにダサいのはちょっと努力しないと感ある。
ナチュラルに振る舞える人のほうが良さそうっすね。


3 あーわかるわかる。相談に共感じゃなくて解決策ぶつけるやつな。あれ、違う?

っべー、治る気しねーわ、マジで

これむずない?相手があまりにも優柔不断だったり、しょうもないことで悩んでると、気づいたらガチレスしてるんよね。
俺の場合モラハラじゃなくて、怒涛のマジレスなんだけど。マジレスラッシュ(ギガスラッシュの親戚かな?)


というか別に逆ギレとかも何もしてないけど。

基本未来をベースに考えてたし、結婚まで考えたらこういうことは身につけて欲しいし、俺もこの辺が必要だなー
みたいな感じはあった感ある。
でも向こう結婚に全然まだまだ興味なかったぽかったな〜若さで勝負するんじゃなかったんだろうか。

ぼくちん、あほ(ーどり)だからわかんな〜〜〜い




はい






というわけで、長い関係は終了でした〜
また一から関係を築く段階を踏む必要が始まりましたね〜〜〜


まあ、私いま女性不信なんで、いま私に近づく人は例外なく「壺売ってくる」人だと思ってるんで。
そこんところ夜露死苦だZO☆



おわり

いろいろと雑記

みなさーん


こんばっぱー


どうも、あほーどりです。別にICHI☆ZONしてるわけではないです。
なんやかんやありまして、ワイひきこもりしてるんですわ。


。。。。。。。。。。。。。


そんなつらい話やないで、逃げんといてな!


まあそんあことはさておき、最近ブログのアクセス数爆増したんですよね。びっくり。
750アクセスくらいあったかな。驚きですねー。


本日のテーマは、、、、「結婚」です(*^_^*)
自虐ネタとかいう野暮な奴はお帰りいただいてくれ、頼む

なんかこの前勢いで婚活のブログとか読んでたんですよね。5時間ほど

…暇人禁止ね。

で、やっぱり男女のブログで結構違いが出てくるのね。
んで、いろいろと最近話題になってる女性の理想の問題とか考えてみたわけだわさ。だわさ。


よく言われている幻想


(捨てる婚活サイトより引用)

「ふむ…」

「ん?(´Д` )」

ヽ(`Д´)ノ


そんなたくさんいるかバカモン


周りに全然いそうですが、一般的ではないのでそんないないといっておく。少なくとも婚活はしてなさそう。

ま、それはさておき。理想高い人多いですよね。でまあ自然と落ちていくと思うんですよ。
それでも「年収600万は…」とかなるわけですよね。

俺最近よく企業のページ見てるからよくわかるけど、

「600万ってそこそこ優良企業で40代とかでもらえる平均年収」ですよ。

しかもそういう方々ははやく相手見つけて結婚されてますよ。

残った人は…焦ってなかった人とあんまり興味なかった人じゃないかな。
そこを狙うという戦術はとても良いと思います。
私のよく知る高学歴男子たちはそのへんになるんじゃないかな(失礼


で、です。
発言小町とかでもよく見るんですけど、「専業主婦希望」

これな

これよく考えるとかなり危険な選択肢だと思ってるんですよね。リスクマネジメントの視点から考えてみましょう。
夫の年収がいいから、専業主婦になる。これはまあ合理的な選択肢でしょう。
その専業主婦になった人が仕事のスキルを持ってはったらいいんですが、なかった場合が問題なんですよね。

「夫死んだらどうするの?」って。

正直現在生命保険で入ってくる金なんて数年で溶けますし(そのあいだにフルタイムの仕事探せって意味だと思ってます)
40代くらいになってしまったら金なんて飛ぶように消えますよね。
スキルない場合だとパート労働しか無理ですし、

そもそも現在シングルマザーの貧困率凄まじいですよね。先進国の中では最も貧困とかなんとか。

未来まで見据えたらとても合理的な選択肢とは思えないんですよねえ。
もちろん専業主婦が夢とかとてもわかるんですけどね。

フィリピンいったとき衝撃受けたんですよね。
「専業主婦?何それ?私たち両親共働きしないと家計回らないんだけど?」
的なことを言われたのを。

日本の専業主婦が生まれた背景は、年功序列システムが生まれたからだと思ってます。
年功序列で同じ会社にずっと勤めていれば能力に問わず給料は上がっていく。
女の人は結婚とかで育児休暇やらなんやらで、抜ける機会が多い。

あれ、男だけでよくね?
女の人には家事やら養育に特化してもらったほうが合理的じゃね?

これです。
1960年くらいからの文化だと思います。高度経済成長期の遺物ですね。


けど、最近だいぶ能力性に移行してる企業も増えましたよね。
少ない時間でも成果出せる人になると、問題もなくなるっていう。
だから、今こそ共働きの時代になると思うんだけどなあ。


これと、「甲斐性」の話は別問題ですね。ただリスクマネジメントの問題です。
結婚の話になるといつもこれ考えてしまうんで、やっぱ仕事好きの女の子がいいですね。


まあそれもあり、あほーどりさん家事はそつなくこなせるようにならんとなあ、というモチベはあります。
主張してる本人が何もしてないのはさすがに「お前出直してこいや」になるんで。

なお


低レベルな料理スキルですまんな





はい





で、あほさんの最近はーーーーー?コーナー


1「死んでる」
2「もぬけの殻」
3「インテル入ってるどころかコスモ入ってる」


正解は?




「あなたの心の中に」



まあないわな

人生が変わる一ヶ月

久しぶりですね、こんばんわ。あほーどりです。

実は本当にいろんな事がこの一ヶ月に起きた気がします。正直人生が大きく変化したような気持ちですね。
自分への整理も含めて、ぜひまとめていきたいなーと思います。


①フィリピンから無事帰国した。
2ヶ月間行ってたフィリピン留学から無事帰還することができました。最初の一ヶ月目はまったりと英語に慣れる感じで過ごしましたが、
二ヶ月目は本気で勉強したという満足感がありますね。

行っていたのは、こちらのPINESインターナショナルアカデミーというところ。
http://pinesia.com/

だいたいどんな感じかというと、

8時間授業(グループ4時間+個別4時間)
それにオプション授業が2時間ほど
月〜金は外出不可という感じ。

レベルは10段階に分かれていて、5までが初級キャンパス、6以上が中級キャンパス。
あほーどりさんリスニングできなさすぎて最初はレベル3からスタートしました。

①最初の一ヶ月目
授業はとてもぬるかったです。女の先生と仲良くしゃべってたら授業終わるって感じ。
究極に朝型だったので、朝4時半とか5時に起きて夜10時半か11時に寝る生活送ってました。
朝のリスニングのオプションクラスを取ってたので、早起きは慣れたかな?

テキストについてですが、

文法ライティング 日本で習ったことを復習 英語での定義が少し勉強になった
リスニング  ディクテーションに非常に特化した勉強 とても聞き取りの重要性を実感した。
ディスカッション 韓国人の文化を聞けてカルチャーショックを受けた。
パターン 典型的な英語構文的なものを習った。比較的使い道が多いのが選ばれてるらしい。
リーディング 読む授業 アクセントやrlの違いなど日本人が非常に苦手とする発音をかなり丁寧に教わった
個別ディスカッション 基本的に日本文化や友達、好きなものなどパーソナルな質問についてを深める授業 典型的な日本人には少し慣れなく答えにくかった
イディオム 意外とみればわかるようなフレーズが多かったけど、ひたすら「Why?」とか「Make a Dialog」と言われて厳しかった(俺だけ)

まあ久しぶりに英語の勉強の復習という感じです。けど授業だけでかなりの会話量になることもあり、なかなか悪くないと思いました。
確か宿泊費と授業料足して1月で13万くらい?ちょっとバイト頑張ったらこれそうなレベル

けど8月に行ったので日本人がとても多く、そこは問題かなと思いましたね。やはり外人だらけの環境が英語力を強くする。
ルームメイトは韓国人と日本人でした。もう一人の日本人とよくしゃべってしまったので、あまりよくなかった。
けどまあ全体的に能力は底上げされたという感じ。



リーディング以外は


どうやらレベルが上がると急に難しくなる様子。もうちょい高いレベルに入るべきだったか…

②二ヶ月目

だいたいベースは変わらなかったと思いますが、先生らの厳しさが少し上がりました。
文法とかの指摘もがんがんくるようになり、かなりハードになってきたように思います。
あとひたすら課題もらいました。毎日エッセイ二つと、他の授業の予習とか。
たぶんトップクラスでまじめだったと思う。

ここで重要なこと


ライティングをひたすらやってると頭が整理されてスピーキングも伸びてきました!やったぜ!

ということでみなさんライティングやってしゃべる練習しましょう。しゃべるのは慣れです。
あと下の本なんかで、中学レベルの英語をぱっと言えるようになるのも重要です。

基本的な文章の構成で意外としゃべれます。スピーチとか以外は。スピーチとかはとりあえずテンプレ形式を覚えるしかないっすね。
以下一例

I think ○○ is very important for me. There are two reasons. First reason is 〜〜〜〜〜
Second reason is 〜〜〜〜〜    This is why I believe that ○○ is essential.


こんな感じのテンプレに当てはめてあとは中身を埋めるだけです。意外と行けます。
ライティングとスピーキングが似てて、リーディングとリスニングが似てます。これらはたぶん連携してますね。両方同時に勉強するのがかしこい。

帰ってからとーいっくのリスニング聞いてみましたが、すげー遅いなって思ったので成長はしてるはず

こんな感じで現在英語あまり使ってませんが、二週間後にTOEFLをぶちこんだので二ヶ月の成果をぶつけてこようと思います。


②博士進学をあきらめた。
いろいろありましたが、博士進学やめました。
どうしても今の研究室で同じテーマを進めても技術もつかないし使えない博士になる未来しか見えませんでした。
5年一貫のコースで入ってたので、かなりプレッシャーもあり、簡単にやめるとは言えない状況だったのが悩みを加速させてました。
しかし、フィリピンから帰ってきて研究を開始したときに、「あ、俺無理だわ」と悟ってしまったのです。
直感ですが、割と自分の直感はあたるのでこれはもうやめるしかないなと教授に相談しました。おーけーでました。

せっかく意気込んで入ったのにご覧の有様と言うほかないですが、自分の能力が突出して低いとは思ってないです。
たぶん伸ばせる方向性をミスってしまったんじゃないかなと真剣に思ってます。
研究テーマがもう少しわかり易ければここまでこじらせることもなかったかな…

いくつかありますが、だいたい重要だなと思った問題点は以下の三つ。

①周りの博士進学者のレベルが高い
うんこレベルで進学しようとして申し訳ない
やはり抜群にずば抜けた人しか行かない方がいい難しいコースですね

②就職が遅い
最初は気にしてなかったんですが、以下の文章でも続く事情やいろいろとお金が足りないことが
自分のプレッシャーにつながってましたね。あと学振も落ちましたべ。やっぱ厳しーわまじで
父親も結婚しろとか言ってくるし無理ゲー過ぎでしょまじで

③モチベーション枯れた
研究への自信が完全に喪失されました。もう少しわかりやすい研究がしたかった。
教授のレベルもさることながら、認知系を扱うと途端に難易度が上がるということは実感した。
そして現研究では必要となるスキルが全くつかないことが自分をとても焦らせた。(プログラミングなどを使ってなかった)

というわけでそろそろ就活を始めようと思います。けど、卒業は2017年度になるかな。
一応4回生からの志望通りコンサルとかを中心にベンチャーとかいくつか受けてみようと思います。あんまり大企業には行きたくないかな。
同じ会社に40年とか勤められる気がしないんですよね。5,6年ごとに会社変えて必要とされるところで働きたい。
というわけで高い実務スキルがつけられる業界と言うことで考えてます。まだ浅いので今からがんがん詰めていこうとは思います。


③1年6ヶ月つきあった遠距離の彼女と別れた
人生でもトップクラスにへこみました。1週間くらい情緒不安定の極みだった。
昨日きちんとけじめをつけてきたので、整理とともにきちんと本音をまとめてみようと思う。


もともと4回生のときに会いに行ったのがきっかけだった。正直ひとめぼれだったかな。
かわいいうんぬんではなかったと思う。雰囲気にやられたという感じ。もともと顔自体はそこまで気にしてなかったけど。
声がとてもかわいかった。あまりにもちょろいと言わざるを得ないが、基本女の子耐性はあまりなかった。

何度か会った。お互い多少遠いので、土日にお互いのところにおでかけしてとても幸せだったと思う。
別れたあとの涙は正直様式美だと思う。最近涙腺弱い。


その後、卒研で忙しくなりあんまり会えなかったのもあり10月から5ヶ月ぶりくらいに3月にはじめてうちに招待した。
その次の月から付き合って、向こうがこっちに遊びに来てくれることが多くなった。
つらい時期も何度かあったが、彼女と会えるならなんとかしようと乗り切ってきたところもあった。お互い苦しみながら生活していたように思う。


全体で見ると、1年と4ヶ月順調だったと思う。向こうがどう思ってるかは正直なところよくわからないが、こちらは一貫して好きだった。
もともとかなり誠実気質なので、浮気とかは決してしてないし女の子と出かけることもほとんどしなくなったと思う。でも、いろいろあって向こうには特に制限はかけなかった。
束縛は一切してない。お互い大人だから常識で考えられるかなって。

フィリピンに行ってる間におそらく異変は起こった。返事がなかったり特定のレスポンスにリアクションがない自体が続いた。
いやな予感がしていた。

やっぱりいやな直感はあたった。好きな人ができたから別れて欲しいと言われた。これが先週。嘘だろって思った。直感のことなんて完全に忘れてた。
自分に多少自信はあった。でもどうやら気のせいだったらしい。自信は喪失した。

自分に何か落ち度があったか考え直してみた。正直ほとんど見当たらなかった。向こうに聞いたときに、「特に不満なところはない」と言われた。単にほかの人がもっと魅力的だったようだ。
久しぶりにアイデンティティの崩壊を起こしたと思う。すべてを否定された気分だった。まともに食事も通らなくなり、寝れない日も続いた。ひたすら何もする気が起きず散歩したり無心に過ごして泣いたりしていた。
二日ほど死にたい気分が続きながら、週末に最後に会うという話でそれまで耐えた。途中で徹カラとかに行ったり、友人ちに遊びに行ってかなり紛らわせた。その場では気丈に振る舞えたが、家に帰るとだめだった。



この土日、3ヶ月ぶりに会ったけど自分の気持ちはやっぱり何も変わってなかった。どうやら一貫して好きらしい。向こうは極めていつも通り振舞った。なんでこいつこんな感じなんだろって最初顔も見れなかった。
すごく近いのにとても遠い、どこか別の世界の住人と話しているかのような気分だった。

会ってる間、必死に泣くのは抑えた。気丈に振る舞いたかったんだと思う。
けど夜自分の部屋で、本当に久しぶりに別の布団で寝た。寝れないし涙であふれた。2時間だけ寝て、彼女の横顔を見たり好きな音楽を聞いてただ時が過ぎるのを待った。
もうあの日々は戻ってこないんだねって。

朝起きたとき、向こうも泣いてた。何で泣くのか理解できなかった。振ったくせになんで泣いてるんだよって。今から幸せになりに行くんじゃないのかよって。
こんなに不誠実なコトされても考えるのは相手の幸せだなんてお人好しキチガイかよとか思うこともあるが、これが真実らしい。真実は小説よりも奇なりとはまさにこのことだ。

どうやら向こうへの気持ちは家族に近いようなものになっていたように感じる。いつもいる、父や母のような存在。
いつもつながっているような感情。
これが好きって感情だろうか?
何が違うって思った。
向こうの気持ちは好きとか嫌いって感じの感情だったのかもしれないけど、こちらの気持ちは
愛なんじゃないかなって思った。

そうだ、愛だった。


最後泣きながら、いままでもこれからも愛してるよって告白してきた。最後なのに。別れの時なのに。
はじめてちゃんとした告白をしたよ。
いままでの時は無駄じゃないと嬉しいな。

いまも悲しみはあるけど、相手に純粋に幸せになってもらいたいなと心の底から思ってる。
この気持ちに嘘はないよ。



最後に捨て台詞に「絶対後悔させてやる」って放ってきた。それ以来心はすっきりしている。
復縁なんかはもう考えてない。新しく生まれ変わってやろうと強く意思を持った昨日だったと思う。
いい男になって見返してやるって、高収入になって見返してやるって。
いまより高みを目指したらどこにたどりつけるだろうか。

最初から結婚まで考えてたなんて言うつもりはないけど、人生プランは少し変わったような気がする。
人生はレジリエンスが重要だなんて、ふと思う。
失恋したやつほど強いと聞くけど、なるほどこのつらさを超えてきた奴はひと回りもふた回りも鍛えられるような気がする。彼らは人生の強者だなと思う。

いまも変わらずLINEは続けている。そこに好きの気持ちはない。愛だけ。

色が移りゆく紅葉を見ながらの、人生のちょとした一ページの体験。
甘ずっぱい失恋の様を遅れて体験した。


何が変わったかな?

歌の歌詞に初めて共感できるようになってきた。成長の速さを実感する。
今なら失恋ソングに全力で感情移入できるよ。ただでさえうまい歌唱力が青天井だ。

もっとうまくなるからね。歌手にだって負けないよ。結婚式は自分のライブにしてやるんだから。


短い間だったけど、いい経験をさせてもらって本当に感謝したいと思う。

ありがと、さよなら、これからもよろしくね。

シドのボーイフレンドを思い出す。そーんなかんじ。自転車の後ろに乗って走り出したいな。





散りゆく葉っぱを見ながら、俺は、新たな一歩を歩み始めた。
まだ、人生の先は闇だけど、一歩ずつでも先に進めていこうと思う。そこに何があるかはわからないけど、もしかしたら新しい何がが始まるかもしれない。


がんばるね。がんばろうね。
これは終わりじゃなくて、はじまり。
そーんな秋の思い出。

研究

実を言うと研究はもうだめです。
突然こんなこと言ってごめんね。
でも本当です。

2、3日後にものすごく
強大な鬱ががやってきます。

それが終わりの合図です。
程なく欠席が続き始めるので
気をつけて。
それがやんだら、少しだけ間をおいて
終わりがきます。


というわけで、京都の大学院生は本気を出せなかったようですね。
おそらく来年就活してます。修士くらいは取りたいけど無理ならさらばですね。