マーケティング

なんかマーケティングに興味あるんですよね〜

本日のお題はこちらです


行動観察とビッグデータってかなり方向性が違うものなんですよね。
ビッグデータと言えば、顧客の購入履歴であったり属性情報などから顧客が何を求めているかを予測して販売戦略に生かすっていうのが多い気がします。
一方、行動観察は顧客の潜在ニーズを発見したり、実態を調査する意味で使われる方法論ですね。

現在こうしたマーケティング戦略で一番注目されるのは、顧客の「インサイト」を探るとよく言われています。
インサイトの定義は、潜在的に何を欲しているかなどのホンネ、特に消費者自身が気づいていないような深層心理の中でのマーケティング活動に利用できる「心のホットボタン」と言われています。
去年取ったインフォメーションデザイン論のリーディングアサインメントで読んだ定義です。

潜在的な要求って見つけるの難しいんですよね。人間が価値を見積もるとき、三つのシステムがあると言われていて、
一つが「パブロフ型システム」
パブロフの犬に倣ったもので、見たらほしくなるようなものです。食品とか飲料とかがまさにそれですね。
めちゃくちゃのどが渇いている時に気付いたら自販機でジュースを買っていたというのはよくあることです。ここでそんなに葛藤が起きたりはしないですよね。

二つ目は習慣型システム
ある種の学習の効果で働くシステムですね。例えば、集中するときにエナジードリンクを飲むとか、朝ご飯で絶対にコーヒーを飲むとか、そういった類のモノです。
習慣で形成されるので、本人の中では無意識になっていることが多いように思われます。

三つ目はゴール志向型システム
こちらはある目的のために行われる行動を誘発するシステムで、ダイエットするためにランニングするだとか、海外旅行に行くためにお金をためるだとか
何かの目的を達成するための行動になります。こちらは習慣的な行動や本能に関する行動のようなモノと違い、苦しい目的を実現するために行われることが多いので、
不快な気分になることが多いようです。

このシステムに倣ってモノを売る場合、1、2あたりを狙う方が効率よいように思えますが、ダイエット食品だとかサプリだとかでも高い売上を得られているようです。
人間の欲求を軽く実現させられるという夢を見せてくれるものにも、人間は手を出しやすいようですね。

この辺のシステムにあてはめるためにどういう商品を売ったらいいか、そこがポイントになるわけですね。
で、こうしたインサイトをどのように探るかの方法として、最初に挙げたビッグデータや行動観察があります。

個人的には、両方のアプローチに一長一短があるので、両方をうまく使いこなせるようになるのが一番だと思います。
そこで今後はマーケティング脳科学とヒューマンファクターを中心に勉強したいなーと思ってます。